SOCIAL DXCompany

DX（デジタルトランスフォーメーション）とは、本来はビジネス用語ではなく、社会学の言葉でした。それはおよそ「デジタル技術を社会に浸透させ、人々の生活をよくしていく」という概念であり、2000年初頭、IT革命の時代に提唱されたものです。それがなぜ、令和のいまこの時になって、注目を集めているのでしょうか。

ひとえに、機が熟したからであります。

DXに近い概念の言葉は幾多もあります。突如として押し寄せたデジタルの波は、これまでに数え切れないほどの疑いと期待を持って対峙され、そして短くない歳月をかけて確かに社会に浸透していきました。IT革命が1995年〜2000年、デジタルやIT、ICTというものがもはや革命でもなく、新しくも珍しくもなくなった社会が、この令和にあります。

大人から子供まで当然のようにモバイル端末を持ち、メッセージのやり取りをする。WiFiはどこでもつながり、速く、そして安定していきました。しかしこれは、思っているよりも最近の出来事なのです。ブレイクスルーは、私たちがモバイル端末で動画サイトを視聴するようになったあたりです。ここ5年ほどのことです。いつでも、どこでも、どんな人でも、特別な準備をすることもなくデジタルを享受しています。

30年掛けて、インフラが追いついたのです。

デジタルは目新しいものではなくなり、そして初めて、デジタルではなく「社会」に注目することができるのです。私たちはDXの主役は人であると考えています。人々の生活であり、その結果である社会です。デジタル技術で社会に価値をもたらし、人に寄り添い、意味のない事はしない。私たちは実直なICT、DXCompanyです。